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BLOG 長靴を履いた坊主         ~ 那谷寺公益事業清水基金・SMRI ~

木崎と申します。内容は那谷寺清水基金の国際NGO活動や、SMRIの福島キッズキャンプの事など。

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チベット難民支援 インド ダラムサラ訪問 2015年

本年度も、チベット難民子ども支援のプログラムのモニタリングと新規事業の調査の為、インドはダラムサラに行って来ました。例年ですと、他の地域のキャンプも訪問していますが、今年は訳あって行くことが出来ませんでした。。。

今年は特別寒く、到着の日は雪が降っていました。
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チベット人は、自分の国、国土を持っていませんが、インドの支援によりダラムサラに亡命政府を樹立し、国家の体制を整えて、自国難民に対するケアを行っています。

例年通り、内務省、教育省等の行政機関を訪問して、プロジェクトの進捗状況の確認を行ってきました。

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清水基金では熊本の蓮華国際ボランティア会と協働して、ダラムサラ近郊にある寄宿舎学校の子ども達の支援を行っています。
そのひとつの事業として、辺境のキャンプからこの学校に来ている子ども達を親に会わせてあげるという帰省事業を行っています。辺境のキャンプ地は国境紛争地帯でもあり、また村が偏在しているためチベット人学校が作れません。
そのため、片道1週間ほどかかる距離のチョンタラの学校の寄宿舎に入って勉強しています。
この事業を始める前までは、5年も6年も親に会えていない、という子ども達ばかりでした。現在は少なくとも2年に一度は必ず滞在1か月間ほどの里帰りが出来るようになりました。
2015年2月には59人の子ども達を里帰りさせることが出来ました。

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また、清水基金では里親事業を行っており、現在28名の方に里親になってもらい、子ども達の衣食住・学費の面倒を見てもらっています。今年度はさらに6名分の支援を「国際ソロプチミスト小松」様より頂きました。

内務省の情報によると
昨年のチベット本国からの亡命者は2~30人程度になってしまったそうです。中国の国境警備は熾烈を極め、共産化したネパールルートはほぼ閉ざされています。インド⇔チベットの人の行き来は全くできなくなってしまったとのこと。
そのせいで、インド側のチベット学校の生徒数が激減しているということでした。
どんどん状況は悪化しています。我々がインド側で難民の子ども達の支援をしようとしても、こちら側に逃げてくることも出来なくなっていては。。。 中国側ではいまだに抗議の焼身自殺を図る者が続いているそうです。
話を聞いていて、とても暗鬱な気持ちになってしまいました。

訪問中、3月10日のチベット蜂起の記念日を迎えました。56年前の3月10日、文化大革命に伴う人民解放軍の攻撃に対して、30万人のチベット人民が身を挺してポタラ宮殿を取り囲み、ダライラマ14世を守りました。

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僕たちもチベット国旗を振って子ども達と一緒にデモに参加してきました。

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我々が支援するチョンタラ寄宿舎学校にも訪問してきました。

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この学校は長年にわたり、親交を深めてきた学校です。

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相変わらず子ども達は元気でしたが、先の報告にもあった通り、生徒数は3年前500人近くいたのに今年は300人程度に減ってしまいました。。。

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毎年訪問しているので、子ども達も我々の事を覚えてくれています。小さい子はとても人懐っこく、大きい子はとても礼儀正しいです。大きい子が小さい子の面倒を見てあげています。先生は親代わりも務めます。
こどもたちは、一人ベッド一つのスペースの中で生活しています。

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学校からは子ども達の安全に関するリクエストがあり、実施検討することになりました。

清水基金が里親支援をする子ども達で、今年里帰りをした子にインタビューしました。
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T君(右) 9年生16歳
Sさん(左) 9年生16歳 二人とも小松の方が里親になってくれています。
彼等は今年、トゥティンというところに1か月里帰りしました。帰るために汽車、バスを乗り継ぎ更に徒歩で1~2日歩いて合計1週間ほどかかって帰省します。近くの町までは大人がエスコートしますが、そこから先の各村には大きい子が小さい子をエスコートしながら帰ります。
村はジャングルの中で自給自足をしているような場所。文化大革命の時に逃げてきた人たちの村です。
チベット語や英語、ヒンズー語の読み書きが出来たり、お経を読めたり、民族音楽・舞踊が出来たりするので、親は大変喜ぶそうです。チベット正月にお寺で笛と踊りをお披露目したと、自慢げに話していました。とても立派になって戻ってくるので、おじいちゃんおばあちゃんたちも喜んで、尊とばれるそうです。
1か月の滞在の間は、農作業などの家の手伝いをしたり、小さい子供の面倒をみたり、お寺でお参りをして過ごすそうです。
別れの時は親も自分たちも大泣きしたそうです。最初の里帰りの時は学校に戻るのがつらかったそうですが、我々が支援を継続していることにより、ほぼ毎年のように帰省できるようになり、今では学校に戻ることも寂しくなくなったそうです。
T君もSさんも将来は村に戻って仕事をしたいそうです。何をしたいの?と聞くと、学校を作りたい!と答えました。まだまだ村には学校に行けない子ども達がたくさんいるのです。彼らの目はまっすぐ未来を見据えていました。
2人とも聡明で非常にしっかりしていて、もう一人前の大人の様でした。

そして、僕が里親をしているワンとも1年ぶりの再会をしました。
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彼女は今年卒業して、4月からちょっと離れた場所の高校に移ります。
卒業おめでとう、入学試験がんばれよ!!


チョンタラからダラムサラへの帰り道、ダライ・ラマ法王猊下の車列に遭遇しました。
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少しだけですがお顔を拝見できました。現在のチベットの状況を考えると猊下の苦悩はいかばかりかと思います。
チベットに明るい未来が来ることを祈り、そのための行動を継続していかねばならないと、あらためて感じた訪問でした。
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この記事のコメント

ごくろうさまでした。たくさんの写真で状況がよくわかります。
最近の外国行きは命がけです。無事の帰国なによりです。

そして休む暇もなく福島へ、、、からだ注意、無理しない
福島では逆に元気をもらってくるのかな。
2015-04-08 Wed 08:31 | URL | きざきひでき #-[ 内容変更] | top↑
ありがとうございます。
インドにいてもチベット人社会の中にいれば、非常に安全です。
ご心配ありがとうございます。

福島の子どもにはたくさんの笑顔をもらいました。
疲れましたが、ね(笑)
2015-04-09 Thu 09:17 | URL | じゃっきー #-[ 内容変更] | top↑
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